ハノイから飛行機で1時間半、ベトナムの避暑地として名高い、自然豊かで水と森に囲まれた都市
「Da lat(ダラット)」があります。
日本人は街に一人いるとかいないとか、ハノイの喧騒とは全く違異なる長閑で美しい風景が広がる街です。
今回の視察の最大の目的は、この地で送り出し期間「Tue Lam VJC」を営む、キエン代表にお会いすることでした。

あえて地方都市ダラットで起業した元実習生夫婦の想い
ベトナムにおける送り出し機関は、ハノイやホーチミンといった大都市を経由するのが主流であり、地方都市にあるケースは非常に珍しいと言えます。
代表夫婦は、自身も日本に技能実習生として来日し、その後10年近く在住された経験を持っています。日本での生活や労働の現状を肌で知った上、故郷であるダラットに戻り、この機関を設立しました。
「地方の学生が、大都市に行かずとも、生まれ育った地方から直接海外にアクセスできるようにしたい」そんな想いが、この拠点の根底にあります

圧倒的な日本語コミュニケーション能力と、ビジネスへの安心感
「Tue Lam VJC」の事務所内には、日本語教育センターも併設されています。
驚いたのは代表夫婦の圧倒的な日本語レベルです。キエン代表は日本語能力試験「N2」、奥様は最高峰の「N1」を取得されています。
実際にお話しすると、日本語での会話に困ることは一切ありません。N2 / N1 ともなるとベトナム人であることを忘れてしまうほど流暢で、漢字を含めた細かな文章のやり取りやニュアンスの理解も完璧です。
登録支援機関や日本の受け入れ企業にとって、送り出し機関との「言葉や意思疎通のズレ」は、後に重大なトラブルに発展するリスクが潜みます。ビジネスレベルでのコミュニケーションが担保されていることは、パートナーとして非常に大きな強みだと実感しました。

大学との連携、そしてこれからの展望
ダラット滞在中、現地のダラット大学やヤーシン大学の方々とも様々な意見交換をする機会を頂きました。地域に根付いた優秀な人材の発掘・育成に力を入れていることが伺えます。今後は実習生だけでなく、留学生の送り出しにも力を入れていくとのことでした。
視察を終えて
日本での10年の在住キャリア、そして高い語学力と地域ネットワーク。大都市の大型機関とはまた異なる「顔の見える、地に足をつけた教育とサポート」の形がありました。
当事業所でも、こうした信頼できる現地の熱い想いと連携しながら、これからの外国人雇用・登録支援機関の立ち上げを力強くサポートしていきます。

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